5月のある寒い夜、2年生の悠は学院の裏山にある崖から湖に身を投げた。
　 悠の自殺の原因は「3年生の学年長、和彦にふられたからだ」と、下級生の間で噂に昇ったが、真相はわからないまま。
　3ヶ月後、夏休みを迎えた学院に残っていたのは、和彦と直人と則夫の3人。3人は帰る場所の無い者同士、寮での生活を余儀なくされていた。
　そこへ悠にそっくりな少年、薫がやって来る。

長門和彦：來香滄 / 霧島直実：織山カヨ / 榛名由紀夫：空木さくら / 陸奥薫(悠)：武田恵瑠々
ナレーション：ヨッシ〜バラン

恋愛・ダーク・日常を中心とした台詞・シナリオ・朗読・効果音・ガヤ音声を配布。一人芝居用も有。

観客は大きな舞台で、ありきたりな夏の終わりを迎える。
初めて繰生町に訪れた主人公と、「柿の木境界人の集い」という不思議な集まりの面々による一夏の物語。
叔父に任された古書店、出逢った少女に連れて来られた廃劇場、見覚えのある場所が映る映画フィルム、狐面の女の子たち、夜ごと見る不思議な夢、思い出せない母の記憶……。
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ウェブ公開ボイスドラマ、全10話。完結致しました。